「巨乳大好き」

話題の国会前について。

伊坂幸太郎さんの
『魔王』
って作品を思い出している。
漫画にもなったやつ。

それらの案について、
わたしは、勉強不足だから
あまり声高には言えないし、

若者が積極的に政治に関心を寄せたり
って、とても素敵だと思う。
当事者意識があるというか。

でも、本人たちは
本当に当事者意識あるのかな?笑

平和な毎日が脅かされること
に対する
危機感みたいな当事者意識は
もちろん持ってらっしゃる。

でも、もし廃案になって、
何か外交的に不利になったら、
責任をとるような覚悟はあるのかしら。

戦争反対を、平和を、廃案を
叫ぶ姿が格好いいから、
その方が「いい人」らしいから
私も叫びに来た
なんて方もいるんじゃないのかしら。

「考えろ、考えろ、考えろ!
マグガイバー!!!」

教育を受ける利点として
多角的に物事を
みることができるようになる
という点があるらしい。
わたしはそれに極めて賛成している。

つまり

国会前には
一面的な人もいるのだと言いたい。

教育を受けてきたはずなのに
メディアを、ある主張を、論理を
鵜呑みにして
そこに立っている人もいるのだ。

それらを
礼賛するばかりだったり
その皮を被って
いい人面していたりする人は
少なからずいる。

「考えろ」

他の可能性を、面を、考えを。

そして、
荒れゆく政治に、制度に、ルールに
対抗する方法はひとつじゃない。

静かに、
けど確実に
動いている人は多い。

「だけど現代は無数の社会の変え方がある時代だ。…一部の若者は勝手に社会を変え始めている。」

世界を変えることは難しいけど
身の回りの10人を幸せにすることは
身近で、世界を変えるよりは簡単だ。

act locally
ってこういうことなのですね。
はじめて、実感をする。

思えば、
世界を変えるカリスマは
歴史をみても数えるほどしかいない。

でも、世界は保たれている。

多くの場合、
歴史に名の残らない人たちによって。

世界中の人を幸せにするのは
けっこう骨が折れるから
周りの人から、働きかけたいなあ。

岩田守弘さんが言っていた
「のぼせあがるな」
って言葉が身にしみる。
自分が世界を変えられる、なんて
思い上がらずに、act locally.

なんてったって
絶対的カリスマヒーローの地位には、
アンパンマンが鎮座してるんだから。