ケガをしたかった、そうすれば辞められる
セルゲイポルーニンの映画を観てきました。
We can replace just one letter from DANCER to DANGER
なんだなあ、としみじみ感じました。
痛くて、言葉に出来なくて、苦しくて、
逃げたくて、でも逃げる場所がなくて、
あの有名な撮影シーンと
「ケガをしたかった、
そうすれば辞められる」
で、もうひしひしと、ぎゅっとなって
ほぼ泣いてた。
私はプロからは程遠いところまで
自分を運んでしまったけど、
バレエを週4~5でやってる時は
ずっとケガをしたかった。
バレエから離れて、大学生や社会人をやって
色んな人と交流してみて
なんで表現を生業とする職業の人間が
こんな色々な物事を経験したり考えたりする余裕を与えられないんだろう、と
矛盾というか、犠牲にするものの大きさに
おののいたり。
ここ最近、自分が決めたはずなのに
自分にとってどうでもいいことで
生計を立てることに辟易していて、
踊っていられればいいのにって、でも
踊ってるときに感じる幸せは
逃げおおせた者が多めに享受してるのかもしれない。
ひとまず。